これからはフルサイズミラーレスを買うべき理由とおすすめのカメラ!

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いまカメラ業界はフルサイズミラーレス一眼カメラで盛り上がっています。

以前から一眼レフカメラを使っていた方にはまだ抵抗があるという人もいると思いますが、私は完全にミラーレスへと心が写っています。

この記事ではフルサイズミラーレスを買うべき理由と、おすすめのフルサイズミラーレス一眼カメラを紹介します。

フルサイズミラーレス一眼カメラについて迷っている方はぜひ参考にしてください。

フルサイズミラーレスを買うべき理由

本当に少し前までミラーレス一眼カメラはAFが遅いや、電子ビューフィンダーのタイムラグがあるので否定的な意見が多く、プロ向けのカメラはありませんでした。

しかし年々性能が向上し2018年はニコン、キヤノンの一眼レフカメラ2大メーカーもフルサイズミラーレスを発売するなど、これからはミラーレスというのがかなり浸透しています。

まずはミラーレス一眼カメラを買うべき理由を紹介します。

EVFが便利すぎる!

弱点だったEVF(電子ビューファインダー)ですが、もうOVF(光学ファインダー)には戻れない人も続出しています。

最新EVFの魅力

  • 有機EL搭載によりリアルに近い
  • ファインダー内で露出の確認ができる
  • 多彩なファインダー内表示
  • タイムラグはほとんどない

まず有機ELディスプレイの搭載により以前のような液晶感がなく、より自然に近い見た目となっています。

EVFを覗いていると「目がチカチカする」という意見もありましたが、最新のEVFはそのように感じることがありません。

そして、光学ファインダーできない事でEVFの魅力であるシャッターを切る前に露出が確認できるというメリットがより大きなスポットを浴びるようになりました。

特に明暗差が激しい場面では細かい露出補正が必要ですが、光学ファインダーだとシャッターを切って画像を確認するという手間があります。

EVFに映る画像は実際に撮れる画像なので、EVFを見ながら適正な露出に調整することができます。これで失敗写真を量産することなく、思い描く1枚に仕上げることが可能です。

多彩なファインダー内表示によりファインダーを覗いたまま設定の変更が可能で、ここはファインダー内にあるディスプレイを見ることができるEVFの強さです。

少し前まで大きなデメリットとして上げられていた、タイムラグも急にカメラを横に振れば画面が乱れますが、支障になることもなく一眼レフカメラの光学ファインダーに劣るほどではないです。

ミラーレス一眼カメラはデメリットを克服した分メリットが際立ちかなり良いカメラになっています。

画像の確認もファインダーでできる

用途は限られますが撮った写真をファインダー内の有機ELディスプレイで確認することができます。

撮影した画像の確認は背面の液晶モニターでするのが一般的ですが、周囲が明るすぎる場合など液晶画面が見難いこともあると思います。

周囲の環境に影響されることなく、一定の明るさで確認できるファインダー内のディスプレイはこんな時にも役立ちます。

特に明るさを重視する被写体は、周囲の明るさに影響されずにしっかりと見れるEVFが大活躍です。

マクロ撮影時の拡大表示が便利

例えばキヤノンの『EOS R』だとファインダーで拡大表示が可能です。

マクロレンズでの撮影を行ったことがあればわかりやすいですが、ファインダーを使ってマクロレンズで撮影すると本当にピントがあっているのか不安になりますよね。

EVFで拡大表示を行って撮影することでマクロレンズでの失敗が無くなります。

本体の軽さは想像以上に良い

ミラーレス一眼カメラの特徴でもある本体の軽さですが、やはり軽いのは素晴らしいです。

私自身、今まで重たい一眼レフカメラを使ってきたし、結局レンズの重さは変わらないから数百グラム軽くなったぐらいでは変わらないと思っていました。

しかし、本当に数百グラム変わるだけでかなり印象が変わります。

カメラは持ち運んで使うものなのでやはり小型・軽量は大きなポイントです。ますますカメラを使うのが楽しくなるはずです!

モデル EOS R EOS 6D Mark Ⅱ
質量 約580g(本体のみ) 約685g(本体のみ)

【一眼レフカメラ】重量が気になれば読む記事 身近な物と重さ比較

ボディ内手ブレ補正

『EOS R』には搭載されていませんが、フルサイズミラーレスの代名詞的機能に『ボディ内手ブレ補正』があります。

今までの手ブレ補正はレンズに搭載されているのが一般的でしたが、ボディに手ブレ補正を搭載しているということです。

これにより手ブレ補正を搭載していないレンズでも手ブレ補正の効果を得られる為、夜の手持ち撮影時などに大活躍します。熱の問題もあり必ずしも必要な機能ではないという意見も多いですが、魅力的なことに間違いはないです。

キヤノンのカメラにもいつかは搭載されると思っています。

APS-Cモードで望遠効果が得られる

画素数は落ちますが『APS-Cモード(クロップ撮影)』を使えばフルサイズレンズの焦点距離を1.6倍に伸ばすことが可能です。

特に望遠レンズを使っているときに便利で、400mmの焦点距離だと1.6倍にすると640mmと超望遠レンズに早変わりします。持ち運ぶ機材を少なくしたい時などに便利な機能です。

またキヤノンの場合だとフルサイズカメラでは使用できなかったAPS-Cセンサー用レンズ『EF-Sレンズ』が使用可能です。この場合自動的にクロップ撮影となります。

コスパが良い

少し大げさな例えになりますが一眼レフカメラは『機械式時計』、ミラーレスは『Apple Watch』という感じです。

ミラーレス機の方が作るのが難しいと思われがちですが、構造が複雑な一眼レフカメラの方が多くの部品を必要とし、性能アップは難しいです。

その為一眼レフカメラと比べるとミラーレス一眼カメラは価格の割に性能が良いです!

その差はざっと考えて10万円ほどの差です。

特別一眼レフカメラにこだわりがないのであれば、絶対にミラーレス一眼カメラを買った方が高画質な写真を撮ることができます。

ライター
次はおすすめのフルサイズミラーレス一眼カメラ『ベーシックモデル』について紹介します!

Nikon Z6

Nikonから登場した待望のフルサイズミラーレスのベーシックモデルがこの『Z6』です。

ミラーレス一眼はソニーが独走状態でしたが、2018年についに一眼レフカメラ2大メーカーである『ニコン』と『キヤノン』が動きはじめました。

各社の技術、投資金額、ユーザー数を考えるとフルサイズミラーレス一眼市場は『ソニー』『ニコン』『キヤノン』の三つ巴の戦いになるのが容易に想像できます。

そんな中で満を持してニコンから登場したのが『Z6』です。

基本をしっかり抑えた性能

有効画素数 2450万画素
センサーサイズ フルサイズ
マウント Z
AF測距点 最大273点
像面位相差検出
シャッター速度・連射撮影速度 1/8000・12コマ/秒
ISO 100~51200
手ブレ補正 ボディー内5軸補正
補正効果 5段分
モニター 3.2型・210万ドット
タッチパネル・チルト式液晶
ファインダー 0.5型有機EL
369万ドット
Wi-Fi 対応
重量 約675g

Z6はフルサイズミラーレスの基本をしっかり抑えたというのが印象的です。

12コマの連写が可能なのは特にすごいですね。また後発機ということでファインダーには有機ELディスプレイを搭載しています。

これによりEVF特有のチカチカ感がなく、光学ファインダーを覗いているかのようなリアルな景色を見ることが可能です。

価格は約25万円とライバル機に比べると少し高い印象ですが、発売日、性能を考えると妥当のような気がします。

そして他のミラーレス機としても珍しく操作性ボタンが多くジョイスティックも搭載しています。

フルサイズカメラとしての操作性を確保しつつ小型軽量で大幅な性能アップを遂げているのが好印象ですね。

残念ながらEOS R同様シングルスロットで、Z6はSDカード非対応XQDカードのみの対応という少し先進的なスペックとなっています。この点は少し先を見過ぎているような気がします。

またソニーの『α7 Ⅲ』、キヤノンの『EOS R』は瞳AFが可能ですがニコンの『Z6』はできません。

瞳AFの素晴らしさはかなり浸透しており、ミラーレス機に乗り換える理由の一つでもあります。瞳AFができないのはライバル機と差が開く部分だと思います。

レンズラインアップはいまいち

カメラ本体だけでなく、新たなレンズシステムで注目を浴びたキヤノンとは対照的にNikonも新たなレンズシステムで登場しましたが肝心のラインナップはイマイチです。

もちろん、レンズラインナップの拡充は時間の問題で、公式のロードマップを見ると続々と新レンズが登場する予定となっています。

従来のレンズが使えるレンズマウントが販売されているのでしばらく旧レンズを使うのが良さそうです。

これからカメラを始めたいという方には不向きです。

Z6 必要投資額

Z6の発売日は2018年11月23日

2018年11月20日現在の価格は以下のようになっています。

価格
  • Z6 24-70 レンズキット 313,470円
  • Z6 FTZ マウントアダプターキット 264,870円

発売後価格は下がる傾向になると思います。この性能がこの価格はさすがミラーレスという感じです。

やはりミラーレス機はコスパが良いですね。

キヤノン EOS R

遂に登場したキヤノンのフルサイズミラーレス一眼カメラが『EOS R』です。

キヤノンが誇る憧れのカメラ『EOS 5D Mark Ⅳ』と同等のセンサーを搭載しており、開発段階で多くのカメラマンからヒアリングを行なったという操作性がかなり魅力的なミラーレス一眼カメラです。

以前からキヤノンのカメラは使いやすいと評判ですが、その高評価は新たに登場したフルサイズミラーレスでも変わりませんでした。

あるカメラマンは「現場のことをよく考えられたカメラ」と評しており私自身も全く異論がありません。

そして、インパクトあるレンズラインナップが多くのユーザーを虜にしました。まだラインナップは乏しいですが、基本的なレンズが同時に登場しているのでこれからすぐにカメラを始める方にもおすすめです!

マーケティングに長けた性能

キヤノンはよく『マーケティングのキヤノン』と言われており、売る方が本当に上手いです。

今回のカメラも『売れる』絶妙なスペックとなっています。

有効画素数 3170万画素
センサーサイズ フルサイズ
マウント RF
AF測距点 最大5655点
像面位相差検出
シャッター速度・連射撮影速度 1/8000・8コマ/秒
ISO 100~40000
手ブレ補正 レンズ内手ぶれ補正
デュアルセンシングIS
モニター 3.15型・210万ドット
タッチパネル・バリアングル液晶
ファインダー 0.5型有機EL
369万ドット
Wi-Fi 対応
重量 約660g

連写速度が8コマというのが少し気になる点ではありますが、ライバル機より断トツで高画素機である点、AF測距点の多さ、そして有機ELを使用したEVFは光学ファインダーに近いリアルな写りをします。

またバリアングル液晶を搭載しているのもキヤノンの特徴です。動画を撮る方はバリアングル液晶が使い易いですよね。

売れるポイントを突いた絶妙なスペックです!

圧倒的な低照度AFが可能で瞳AFも!

EOS Rは低照度AF EV-0.6というのが驚異的で暗いところでも正確にピントを合わせることができます。AFが優れていると評判のキヤノンだけに特別感があります。

また話題の瞳AFもしっかり搭載しています。

通常時のAFも爆速でさすがAFが優れているキヤノン機です。今後もスポーツ中継ではキヤノンのカメラを見ることが多いでしょう!

ボディ内手ブレ補正非搭載

スペックが発表された際に物議をかもした『センサーシフト式手ブレ補正(通称:ボディ内手ブレ補正)』ですが、レンズ内手ブレ補正機能により、ライバル機同様に約5段分の補正量を確保しています。

ボディ内手ブレ補正は熱問題などがあり、決して万能という訳ではないので検討した結果のことなのでしょう。

現場を考えられた優れた操作性

事前に多くのカメラマンと意見交換したと伝えられていますが、まさしくその通りで触れば触るほど手離せなくなります。

買うべき理由でも紹介しましたが、マクロ撮影時に便利なファインダーを使って拡大表示したまま撮影できる機能や、EOSカメラで初めて搭載されたFvモード(フレキシブルAE)が痒い所に手が届くかなり優れたモードです。

EOS Rの外観を見ると操作系のボタンが少なく「本当に大丈夫?」と思っていましたが、このFvモードを使えばサブ電子ダイヤルで瞬時にメイン電子ダイヤルで調整できる項目を切り替えることができ、想像以上に素早く絞りや露出などの調整が可能です。

キヤノン独自のマルチファンクションバーやレンズにコントロールリングを搭載するなど、使いやすさに関して右に出るメーカーはないです。

一眼レフカメラ時代からの優れたユーザーインターフェースがフルサイズミラーレスにもしっかり受け継がれており、ますますキヤノンさんを好きになるカメラです。

RFレンズのラインナップが素晴らしい

いきなりLレンズが登場しています。

標準ズームはF4通しながら24-105mmと非常に便利な焦点域を持ったRF24-105mm F4 L IS USMが同時発売さ思わず「わかってるな」と言いたくなります。

さらにRF28-70mm F2 L USMというビックリするようなレンズも登場しました。

RF35mm F1.8 MACRO IS STMも約6万円と良い価格帯にも関わらず、スナップ写真にも使えるマクロレンズという、まさに売れるレンズです。

スタートからユーザーの度肝を抜くRFレンズシステムは間違いなく成功です。さすがのマーケティングのキヤノンということなのでしょう。本当に出し方が上手いです。

マウントアダプターがすごい

多くのユーザーを抱えるキヤノンにとって新たなレンズシステムは多くの悩みがあったと思います。

既存のEFマウントユーザーに配慮されたマウントアダプターがかなり好印象です。

他社にはない断トツのマウントアダプターの種類の多さがEFマウントユーザーの心をガッチリ掴んでいます。

マウントアダプター種類
  • マウントアダプター EF-EOS R・・・16,500円
  • コントロールリング付き・・・33,000円
  • ドロップイン 円偏光フィルター付き・・・49,500円
  • ND3~ND500相当のNDフィルター付き・・・66,000円

EOS R必要投資額

キヤノンのカメラは高い印象がありましたがEOS Rはかなり良心的な価格設定です。

さらに発売直後にも関わらず最大45,000円のキャッシュバックキャンペーンを開催中です。

価格
  • EOS R 205,882円
  • RF24-105mm F4L IS USM 121,369円

Lレンズと合わせて32万円なら十分安いのではないでしょうか。さらにキャッシュバックがあるのでお得です。

EOS Rレビュー記事はこちら

EOS Rレビュー!私が一眼レフカメラからミラーレスに乗り換えた理由

ソニー α7 Ⅲ

時代を変えたカメラとも言えるミラーレス一眼の一歩先をいくカメラです。

もともとSONYのセンサーが業界トップの性能であり、センサー命のミラーレス一眼カメラではまさにSONYが無双状態です。

2018年にようやく参入してきたキヤノンやニコンに比べて5年以上も前からフルサイズミラーレスを販売している実績や技術もそう簡単に追いつけるものではありません。

やはり性能・価格を考えると現状で1番優れているミラーレス機はSONYだと思います。

一歩先のスペック

有効画素数 2530万画素
センサーサイズ フルサイズ
マウント E
AF測距点 最大693点
像面位相差検出
シャッター速度・連射撮影速度 1/8000・10コマ/秒
ISO 100~51200
手ブレ補正 ボディー内5軸補正
補正効果 5段分
モニター 3.0型・92.1万ドット
タッチパネル・チルト式液晶
ファインダー 0.5型有機EL
236万ドット
Wi-Fi 対応
重量 約650g

瞳AFもボディ内手ブレ補正も『α7 Ⅲ』なら全て揃っています。

Z6やEOS Rには搭載していないSDカードのタブルスロットを搭載していますし、何よりバッテリー性能が断トツです。

ミラーレス機はバッテリーが弱点ですが『α7 Ⅲ』は一眼レフカメラに匹敵するバッテリー性能です。

モデル EOS R Z6 α7 Ⅲ
標準撮影枚数 約370枚 約380枚 約710枚
動画撮影時間 約2時間20分 約1時間25分 約2時間5分
バッテリー型式 LP-E6N EN-EL15b NP-FZ100

このような点を比較すると一朝一夕では追いつけないというのが伝わってきます。

紹介した3機種の中では1年ほど発売が早いので、ファインダー内の有機ELは少し劣ります。α7 ⅢのEVFはがっつりモニターを見ているという感覚です。

レンズラインナップは充実しているがマウント径は小さい

これからスタートという『ニコンZマウント』や『キヤノンRFマウント』と比べ『ソニーEマウント』はレンズラインアップでかなり差があります。

先行しているので当然といえば当然ですがこれからレンズの拡充を待つのはじれったいですよね。

しかし、Eマウントはマウント径が46mmと小さいのが特徴です。

ZマウントもRFマウントも後発ということでマウント径に関してはかなり検討が重ねられており、将来を見据えた寸法の採用をしています。

特にニコンはFマウントでマウント径の大きさに悩んだ過去あるだけにZマウントでは55mmを採用しています。

※左から『キヤノン RFマウント』『ニコン Zマウント』『ソニー Eマウント』

モデル EOS R Z6 α7 Ⅲ
イメージセンサー 約36.0×24.0mm ピクセル CMOS 35.9×23.9mm CMOSセンサー 35.6×23.8mm ExmorR CMOSセンサー
有効画素数 約3170万画素 約2450万画素素 約2530万画素
手ぶれ補正 レンズ内手ぶれ補正
デュアルセンシングIS
ボディー内5軸補正
補正効果 5段分
ボディー内5軸補正
補正効果 5段分
マウント RF Z E
内径 54mm 55mm 46mm
フランジバック 20mm 16mm 18mm

将来を見据えた時にこのマウント径がどのような影響を及ぼすかはわかりませんが、マウント径が小さいのは少し気になるポイントです。

α7 Ⅲ必要投資額

ソニーのセンサーの性能の良さを考えると将来性があり、現時点でフルサイズミラーレスのベーシックモデルで最も性能が高い『α7 Ⅲ』はこれからカメラを始める方に1番おすすめできるカメラです。

価格
  • α7 Ⅲ 205,999円
  • FE 24-105mm F4 G OSS SEL24105G 138,665円

合計すると少し高いなと感じてしまいますが、性能を考えると納得の金額です。

ボデイ、レンズともに満足のいく組み合わせなので初期投資としてはオススメのセットです。

EOS RP

EOS RPはフルサイズを身近にする1台です。

スマホカメラの性能が著しく向上しており、コンパクトデジカメの市場は年々縮小しています。ただカメラの人気は変わっておらずむしろスマホカメラの性能向上によってカメラを好きになる人も多いです。

一眼レフカメラに勝てる!?iPhone XS/XS Maxカメラ性能比較

これからは気軽に撮れるカメラはスマホで十分なので、より上質なカメラが人気になると言われています。

そんな時に登場したEOS RPは『初心者でもフルサイズ』と言う画期的なカメラです。高くて重くて大きいフルサイズカメラがこれだけコンパクトで低価格になったのですから、今度の人気に期待です。

フルサイズミラーレスが気になった方におすすめしたい1台です。

初心者向けのシンプルなスペック

有効画素数 2620万画素
センサーサイズ フルサイズ
マウント RF
AF測距点 最大4779点
シャッター速度・連射撮影速度 1/4000・5コマ/秒
ISO 100~40000
手ブレ補正 レンズ内手ぶれ補正
デュアルセンシングIS
モニター 3.0型・104万ドット
タッチパネル・バリアングル式液晶
ファインダー 0.39型有機EL
236万ドット
Wi-Fi 対応
重量 約485g

スペックは他のフルサイズミラーレスに比べて抑えれている印象ですが、画素数に関しては『α7 Ⅲ』よりもわずかですが大きいです。

その他気になる点で言えば、やはりファインダーが小さいことです。他のフルサイズミラーレスは0.5型ですがEOS RPは0.39型とかなり小さい印象です。

これはEOS Kiss Mと同等なサイズであるので、本格的に使いたいと考えると少し不満な点です。

フルサイズの中で圧倒的にコンパクト

やはりEOS RPの最大の特徴はフルサイズの中で圧倒的にコンパクトであることです。

カメラ サイズ 重量
EOS RP 132.5×85.0×70.0mm 485g
EOS R 135.8×98.3×84.4mm 660g
EOS Kiss X7 116.8×90.7×69.4mm 407g
EOS Kiss M 116.3×88.1×58.7mm 387g
EOS 6D Mark Ⅱ 144.0×110.5×74.8mm 765g
EOS 5D Mark Ⅳ 150.7×116.4×75.9mm 890g
Nikon Z6 134×100.5×67.5mm 675g
ソニー α7 Ⅲ 126.9x 95.6x 73.7mm 650g

主なカメラとサイズと重量を比較すると以上のようになります。

オレンジの色が『フルサイズミラーレス』ですが重量が軽くサイズもかなりコンパクトと言えます。

フルサイズ一眼レフカメラの『EOS 5D Mark Ⅳ』と比べると重量差は405gとほぼ半分の重さとなっています。実際に持ってみるとわかるのですが、カメラにおける100gの差は結構大きいです!400gも変われば全く違う感覚となります。

また家族にカメラを渡して撮ってもらうことがあるのですが、重たいカメラだとそれだけで結構手ブレするのです。カメラは本体重量にレンズの重量が加算されるので400g台でフルサイズカメラが持てるのはかなり魅力的です。

そしてEOS Kiss Mと比べると100g差というのも注目すべきポイントですね。わずか100gの差でAPS-Cとフルサイズの差が100gと思えばいきなりフルサイズカメラを購入するという選択肢も良いと思います。

EOS RPは価格が安い

カメラの価格は発売日から1ヶ月経過しただけでも大きく変わります。

その為初値というのはあまり当てにならないのですが、EOS RPの初値約16万円前後とフルサイズカメラとしては異例の安さです。

現在のEOS Kiss Mのボディの最安値が8万円程、EOS Rのボディの最安値が19万円程なので、EOS RPも発売から時間が経過すると10万円程で落ち着くのではないかと思います。

同ランクに当たる一眼レフカメラの『EOS 6D Mark Ⅱ』は発売当初のボディの価格が22万円ほどだったので、それより6万円も安いEOS RPはかなり買いやすいと言えます。

現在EOS 6D Mark Ⅱは最安値で14万円程まで価格が安くなっているので、EOS RPもかなり低価格になることが予想されます。

初めてカメラを買う方でもいきなりフルサイズというのは金額的に全然選択肢になるのではないでしょうか。

EOS RP必要価格

EOS RPの発売モデルは以下の通りです。

EOS RP発売モデル
  • EOS RP・ボディー
  • EOS RP・RF35 MACRO IS STM レンズキット
  • EOS RP・RF35 MACRO IS STM マウントアダプターキット(限定7000台)
  • EOS RP マウントアダプターキット(限定7000台)
  • EOS RP(ゴールド)マウントアダプターSPキット(限定5000台)
  • EOS RP(ゴールド)・RF35 MACRO IS STM マウントアダプターSPキット(限定5000台)

レンズキットを購入するということであれば上記の価格が現在の価格です。

やはりレンズセットを購入すると金額が上がりますが20万円の予算があれば付属品等も合わせて十分だと考えます。

キヤノンEOS RPが登場!EOS Rとの比較このスペックは買いか?ポイントまとめ

フルサイズミラーレスを買うべき理由まとめ

まとめると『これからカメラを買うなら絶対フルサイズミラーレス』ということと、フルサイズミラーレスを買うならベーシックモデルの『Z6』『EOS R』『α7 Ⅲ』のどれかがおすすめです。

自分がピンっと思ったカメラを選ぶと良いと思います。

性能と使い勝手のバランスは良いけど、瞳AFが付いていない『Z6』

使い勝手は最高でレンズも最高だけど、ボディ内手ブレ補正がなく連写速度が遅い『EOS R』

基本スペックは抑えて一歩先を行っているが、使い勝手が悪い『α7 Ⅲ』

スペックよりも価格とサイズを重視するなら『EOS RP』

どのカメラも一長一短あります。自分の使い方に合うカメラや長く付き合うことになるのでメーカー思想が好みのカメラを選ぶのがおすすめです。

ちなみに私は使い勝手やレンズ資産を考えて絶対にEOS Rを選びます。

単純にキヤノンさんが好きというのはありますが、キヤノンの特にLレンズはレンズの先端に赤帯が巻かれているなど、見た目がカッコよく使っていて楽しめるところが好きです。

一眼レフを売ってミラーレスに移行する

フルサイズミラーレスは今後ますます発展してくカメラです。

レンズの開発者も「ミラーレスになることによって今まで作れなかったレンズを作ることができるようになった」と発言しています。

実際にキヤノンからは『RF28-70mm F2 L USM』という今までに無かった光学スペックのレンズが登場しています。

既に一眼レフカメラを持っている人は一眼レフカメラを売ってミラーレスに移行する選択肢も良いのかもしれません。

カメラの売却を考えている方はカメラ買取サービスがおすすめです。

ネットで簡単に査定ができ、出張訪問してくれる業者もありますのでぜひチェックしてみてください。

これからはフルサイズミラーレスを買うべき理由とおすすめのカメラ!

以上。これからはフルサイズミラーレスを買うべき理由とおすすめのカメラ!でした。

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2 COMMENTS

D500ユーザー

フルサイズミラーレス以前にフルサイズシステムはレンズとセットで考えるとかわりなく重いし、価格も高い。
メーカーは何故APS-Cでフルサイズと同等いやそれ以上の性能を持つカメラを作れないのだろう。技術力を発揮せずセンサーサイズに逃げていたら、値段の高騰が止まらずカメラ業界にとっても消費者にとってもよくないと思います。
よくない

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イマジネーション編集部

コメントありがとうございます。
確かにそうですね。光学的にある程度の大きさは必要にしても、iPhoneのようにソフト面で高画質化する機能は搭載して欲しいですね。
特にダイナミックレンジはもう少し改善して欲しいです。

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