2018年にミラーレス一眼カメラはさらに飛躍しました。
これからは間違いなくミラーレスの時代です。カメラ好きの私としてもこれからカメラを始めるなら軽くて高画質な写真が撮れるミラーレス一眼カメラをおすすめします。
そして、カメラ界の王様と言えば『キヤノン』で初心者向けからプロ用まで幅広いラインナップを取り揃えています。
カメラと言えばキヤノンを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
この記事ではキヤノンのおすすめミラーレス一眼カメラの紹介と、それぞれの特徴について紹介します。
キヤノンのミラーレス一眼カメラを検討している人はぜひご覧ください。
きっと参考になると思います。
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キヤノンミラーレス一眼のポイント
キヤノンは一眼レフカメラでシェアNo.1の大手カメラメーカーですが、ミラーレス一眼カメラへの参入は比較的遅く、2012年9月に初めてミラーレス一眼カメラを発売しました。
現在はミラーレス一眼カメラにも力を入れており、ミラーレス一眼カメラのシェアNo.2となっています。
マウントの種類
キヤノンのミラーレス一眼カメラ用マウントは2種類あります。
マウントはレンズとカメラを取り付ける際の規格のようなもので、同じマウント同士のカメラとレンズでないと装着することができません。
マウントによってレンズの種類や将来性なのが異なるので一眼レフカメラやミラーレス一眼カメラを選ぶ上で最も大切なことです。
- EF-Mマウント
- RFマウント
EF-Mマウント
EF-Mマウントはキヤノンのミラーレス一眼カメラが登場した際に採用されたマウントです。
現在でもエントリー向けミラーレス一眼カメラは『EF-M』マウントを採用しています。
小型に特化していることが特徴でキヤノンの初心者用ミラーレスを選ぶならこのマウントになります。
世界一のユーザー数を誇るキヤノンの一眼レフカメラ用マウントである『EFマウント』をアダプターを使うことで使用できるので、使えるレンズの幅も広く、将来性やレンズ種類で困ることはありません。
- EOS Kiss M(2018年3月発売)
- EOS M6(2017年4月発売)
- EOS M100(2017年10月発売)
RFマウント
RFマウントは2018年9月に発表されたキヤノンの新マウントです。
キヤノン初フルサイズミラーレス一眼カメラ『EOS R』に初めて採用されました。今後キヤノンの主流となるマウントで続々と新レンズの登場が予定されています。
これからはミラーレス一眼カメラの時代となるということで、将来を見据えた設計となっており、これからカメラを始める方にぜひおすすめしたいマウントです。
EFマウントとの互換性も高く、様々な機能が付帯されたマウントアダプターも販売されています。
残念ながら現状では初心者向けのカメラには採用されていませんが、今後に期待できるマウントです。
- EOS R(2018年10月発売)
キヤノンカメラの特徴
カメラにはメーカーごとに特色が現れます。
キヤノン好きの私がキヤノンのカメラの特徴を紹介します。
使う人に優しいカメラ
キヤノンのカメラはユーザーインターフェースが良いと定評があります。
実際に使う人のことを考えられた操作性の良さが特徴で、実際にカメラを握ってみると握りやすいグリップに使い勝手の良い操作ボタンの配置がわかるかと思います。
当然慣れの問題もあるのですが、他社のカメラを使っている人も「キヤノンのカメラは使いやすい」と絶賛する程です。
またキヤノンのカメラは操作性が似ており、キヤノンの他のカメラに変えた時もスムーズに移行することが可能です。
カメラ業界最大手で信頼と実績がある
カメラ選びにメーカーはとても重要なポイントです。
一度購入した周辺機器やレンズは基本的に他のメーカーでは使うことができません。
カメラ本体の寿命はそう長くありませんが、レンズは『資産』と呼ばれ何十年単位で使用することが可能です。
そんなせっかくの資産もメーカーがカメラから撤退してしまうと、今後新しいカメラで使用することができなくなります。
また、せっかくカメラを購入しても欲しいタイプのレンズが登場しない恐れもあります。
キヤノンはカメラ界の最大手ということもあり、このような心配が一切ありません。カメラは基本的に同じメーカーを使い続けることになるのでキヤノンのような信頼と実績あるメーカーを選ぶのがおすすめです。
初心者にも優しい豊富なラインナップ
キヤノンは初心者向け、中級者向け、上級者向け、プロ機種とラインナップがかなり豊富です。
カメラメーカーの中でも1番、初心者向けカメラに力を入れており、初心者向けのカメラの中でもさらに使い方に応じた選び方をできるようになっています。
私自身も最初は初心者向けの一眼レフを購入し、今ではプロが使うレベルの機材を揃えています。
このように初心者向けカメラからステップアップしているのも最大手キヤノンならではの特徴です。もちろんストロボなどの周辺機器は上級機種でもそのまま使えるので、無駄な出費をすることなく活用することができています。
キヤノンおすすめミラーレス一眼カメラ
現状のキヤノンのミラーレス一眼カメラは初心者向けと上級者向けのカメラが用意されています。
上級者向けは『EOS R』しか発売されていませんが、初心者向けは4台のラインナップがあります。正直初心者向けのミラーレス一眼は『EOS Kiss M一択』と言っても過言ではありません。
この記事では厳選して紹介しますのでぜひ参考にしてください。
EOS Kiss M
2018年3月に発売されたキヤノンの初心者向けシリーズ『EOS Kiss』初のミラーレス一眼カメラです。
ミラーレス一眼カメラの特徴である『高性能』さが際立っており、スペックでは一眼レフカメラの中級機に匹敵する性能です。
最新モデルならではの高性能パーツ搭載
ミラーレス一眼カメラを使用するならファインダーを搭載したモデルを使うのがオススメです。
ファインダーを覗いて写真を撮ることは楽しいだけではなく、手ブレを防止することができたりなどメリットが多いです。
EOS Kiss Mは高精細・有効画素数236万ドット、0.39型のEVFを搭載している為、より自然に近い映像を確認することができます。
また映像エンジン「DIGIC8」を搭載している為、4K動画を撮影することができたり、最高約10コマ/秒の高速連写を可能にするなど画質面以外でも大きな機能アップが実現されています。
クリエイティブアシストモード新搭載
優れたオート機能がさらに進化した「クリエイティブアシストモード」が新たに搭載されています。
このモードは「背景」「明るさ」「鮮やかさ」などの項目をひとつのメニューに集約し、スライド操作で直感的に変更することができます。
この機能を使えばカメラ任せのオートモードに自分の思い描く表現をプラスαすることが可能です。
スマホのように直感的に操作できるので初心者の方も安心して使用できることが特徴となっています。
EOS Kiss M 主なスペック
有効画素数 | 2410万画素 |
---|---|
センサーサイズ | APS-C |
マウント | キヤノンEF-M |
AF測距点 | 最大143/99点 |
シャッター速度・連射撮影速度 | 1/4000・10コマ/秒 |
ISO | 100~25600 |
モニター | 3インチ・104万ドット・タッチパネル・バリアングル液晶 |
ファインダー | EVF |
Wi-Fi | 対応 |
重量 | 約387g |
EOS M100
2017年10月にEOS M10の後継機です。オシャレにカスタマイズできることが最大の特徴ですが、中級向けカメラにも劣らない性能の高さもポイントです。
エントリーモデルの傑作との呼び声も高く初めてカメラを購入する方におすすめです。
自分で選べるフェイスジャケット
キヤノンのオンラインショップ限定での発売ですがEOS M100専用のフェイスジャケットが9種類もあります。
ホワイト、ブラック、グレーの3色のボディーカラーと組み合せて27通りのスタイルから選ぶことができます。
いつでも持ち歩ける小型ボディと合わさって持ち歩くのが楽しくなります。散歩や旅行のお供としても大活躍間違いなしです。
撮った写真をスマホにすぐ転送
最近のカメラはどの機種でもできることが多いのですが、EOS M100も撮った写真をスマホにすぐに転送することができます。
転送はBluetoothとWi-Fiでの接続が可能で、Bluetooth接続だと1度ペアリングするだけで自動的にカメラとスマートフォンなどを瞬時につなげてくれます。
カメラとスマホの接続は定番機能ですが、意外と面倒で使わないことが多いです。
このように瞬時で接続することができればかなり便利です。
EOS M100 主なスペック
有効画素数 | 2420万画素 |
---|---|
センサーサイズ | APS-C |
マウント | キヤノンEF-M |
AF測距点 | 49点 |
シャッター速度・連射撮影速度 | 1/4000・約6コマ/秒 |
ISO | 100~12800 |
モニター | 3インチ・104万ドット・タッチパネル・チルト式 |
ファインダー | 無 |
Wi-Fi | 対応 |
重量 | 302g |
EOS R
2018年10月に発売されたキヤノン初のフルサイズセンサーを搭載したミラーレス一眼カメラ。
キヤノンの優れた操作性を受け継ぎつつも全く新しい機能を搭載したカメラです。

新マウントRFマウントを搭載
フルサイズミラーレスの発売にあたり、最も注目されたのがどのマウントを採用するかです。
キヤノンにはミラーレス用の『EF-Mマウント』と世界一のユーザー数を誇る一眼レフ用の『EFマウント』がありました。
マウント設計は将来を見据える必要のある非常に重要なパーツですが、そのマウントに合わせて新たにレンズを開発する必要があり、莫大な開発費がかかります。
またユーザーが離れるリスクもあり新たなマウントを開発する時は慎重に検討する必要があります。
そんな将来を見据えた新マウントの『RFマウント』は高画質を実現する為に大口径、ショートバックフォーカス、新通信システムを採用し今までよりも優れたレンズの開発が可能となっています。
RFマウントがこれからキヤノンの主流マウントとなっていきます。
※専用の別売アダプターを使用することでEFマウントのレンズを装着することが可能です。
世界最速のAF速度
ミラーレス一眼カメラは一眼レフカメラと比べて速いAFが苦手です。
しかしEOS Rはミラーレス一眼のAF速度を驚くべき進化させています。0.05秒の高速AFを実現し、EV-6でのAFが可能で暗いシーンでも高精度なAF合焦ができます。
どちらも世界初の技術となっておりキヤノンのAF技術の高さがよくわかります。
そして最大5655点を誇るAFポイントは他のカメラを圧倒するほどの性能です。
EOS R 主なスペック
有効画素数 | 3170万画素 |
---|---|
センサーサイズ | フルサイズ |
マウント | キヤノンRF |
AF測距点 | 5655点 |
シャッター速度・連射撮影速度 | 1/8000・約8コマ/秒 |
ISO | 100~40000 |
モニター | 315インチ・210万ドット・タッチパネル・バリアングル液晶 |
ファインダー | EVF(0.5型有機EL) |
Wi-Fi | 対応 |
重量 | 660g |
EOS RP
EOS RPはフルサイズを身近にする1台です。
スマホカメラの性能が著しく向上しており、コンパクトデジカメの市場は年々縮小しています。ただカメラの人気は変わっておらずむしろスマホカメラの性能向上によってカメラを好きになる人も多いです。
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これからは気軽に撮れるカメラはスマホで十分なので、より上質なカメラが人気になると言われています。
そんな時に登場したEOS RPは『初心者でもフルサイズ』と言う画期的なカメラです。高くて重くて大きいフルサイズカメラがこれだけコンパクトで低価格になったのですから、今度の人気に期待です。
フルサイズミラーレスが気になった方におすすめしたい1台です。
初心者向けのシンプルなスペック
有効画素数 | 2620万画素 |
---|---|
センサーサイズ | フルサイズ |
マウント | RF |
AF測距点 | 最大4779点 |
シャッター速度・連射撮影速度 | 1/4000・5コマ/秒 |
ISO | 100~40000 |
手ブレ補正 | レンズ内手ぶれ補正 デュアルセンシングIS |
モニター | 3.0型・104万ドット タッチパネル・バリアングル式液晶 |
ファインダー | 0.39型有機EL 236万ドット |
Wi-Fi | 対応 |
重量 | 約485g |
スペックは他のフルサイズミラーレスに比べて抑えれている印象ですが、画素数に関しては『α7 Ⅲ』よりもわずかですが大きいです。
その他気になる点で言えば、やはりファインダーが小さいことです。他のフルサイズミラーレスは0.5型ですがEOS RPは0.39型とかなり小さい印象です。
これはEOS Kiss Mと同等なサイズであるので、本格的に使いたいと考えると少し不満な点です。
フルサイズの中で圧倒的にコンパクト
やはりEOS RPの最大の特徴はフルサイズの中で圧倒的にコンパクトであることです。
カメラ | サイズ | 重量 |
EOS RP | 132.5×85.0×70.0mm | 485g |
EOS R | 135.8×98.3×84.4mm | 660g |
EOS Kiss X7 | 116.8×90.7×69.4mm | 407g |
EOS Kiss M | 116.3×88.1×58.7mm | 387g |
EOS 6D Mark Ⅱ | 144.0×110.5×74.8mm | 765g |
EOS 5D Mark Ⅳ | 150.7×116.4×75.9mm | 890g |
Nikon Z6 | 134×100.5×67.5mm | 675g |
ソニー α7 Ⅲ | 126.9x 95.6x 73.7mm | 650g |
主なカメラとサイズと重量を比較すると以上のようになります。
オレンジの色が『フルサイズミラーレス』ですが重量が軽くサイズもかなりコンパクトと言えます。
フルサイズ一眼レフカメラの『EOS 5D Mark Ⅳ』と比べると重量差は405gとほぼ半分の重さとなっています。実際に持ってみるとわかるのですが、カメラにおける100gの差は結構大きいです!400gも変われば全く違う感覚となります。
また家族にカメラを渡して撮ってもらうことがあるのですが、重たいカメラだとそれだけで結構手ブレするのです。カメラは本体重量にレンズの重量が加算されるので400g台でフルサイズカメラが持てるのはかなり魅力的です。
そしてEOS Kiss Mと比べると100g差というのも注目すべきポイントですね。わずか100gの差でAPS-Cとフルサイズの差が100gと思えばいきなりフルサイズカメラを購入するという選択肢も良いと思います。
EOS RPは価格が安い
カメラの価格は発売日から1ヶ月経過しただけでも大きく変わります。
その為初値というのはあまり当てにならないのですが、EOS RPの初値約16万円前後とフルサイズカメラとしては異例の安さです。
現在のEOS Kiss Mのボディの最安値が8万円程、EOS Rのボディの最安値が19万円程なので、EOS RPも発売から時間が経過すると10万円程で落ち着くのではないかと思います。
同ランクに当たる一眼レフカメラの『EOS 6D Mark Ⅱ』は発売当初のボディの価格が22万円ほどだったので、それより6万円も安いEOS RPはかなり買いやすいと言えます。
現在EOS 6D Mark Ⅱは最安値で14万円程まで価格が安くなっているので、EOS RPもかなり低価格になることが予想されます。
初めてカメラを買う方でもいきなりフルサイズというのは金額的に全然選択肢になるのではないでしょうか。

キヤノンミラーレス一眼カメラまとめ
これからどんどんミラーレス一眼カメラが登場していきます。
一眼レフカメラを使っている人もミラーレス一眼カメラに乗り換える人が増えている状況です。
これからカメラを購入する人はぜひミラーレス一眼カメラを検討してみてください。
キヤノンのおすすめミラーレス一眼をまとめると以下のような感じです。
しっかりカメラを始めたい人にはEOS Kiss M
初心者に扱いやすいモードに、持ち運びに優れたコンパクトボディが特徴です。
しかし性能は一眼レフ機中級機に迫る高性能スペックで、将来上級機種に乗り換えたとしてもサブ機として十分使えます。
スペックは高いが価格は抑えられているので、コスパ最強ミラーレスです。
これからカメラを始める方に一番おすすめしたいのがこのモデルです。
マウントアダプターを使用することで世界一のマウント『EFマウント』のレンズを使用することもできます。
手軽に始めたい方はEOS M100
とにかくコンパクトでオシャレなカメラが欲しいという方におすすめです。
スペックも決して低くはなく、趣味のお供としてカメラを始めたいという方には十分です。
本格派はEOS R
カメラというのはハマるとどんどん上位機種が欲しくなります。
カメラにどっぷりハマるという方は最初から上級機種を購入するのが最も賢い選択と言えます。
EOS Rは新マウント搭載で最も将来性があり、プロレベルの高スペックです。
しかし価格は20万円程と一昔前では考えられないコスパの良さで、これこそミラーレス一眼の魅力でもあるのですが、同価格帯の一眼レフカメラと比較すると圧倒的に性能が高いです。
本格的にカメラを始めたい方はEOS Rがおすすめです。
ワンランク上のカメラから始めるならEOS RP
将来を見据えてワンランク上の初心者向けカメラから始めたい方はEOS RPがおすすめです。
将来性の高い新マウント『RFマウント』を使用しており、EOS Rよりも5万円以上安く購入することができます。
一眼レフカメラだと中級機ぐらいの価格で買うことができるので初心者にもおすすめです。

以上。おすすめのキヤノンミラーレス一眼カメラまとめ。それぞれの特徴を徹底比較でした。
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