レビュー!ネタバレ注意!ジュラシックワールド/炎の王国紹介・考察

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こんにちは!この記事にお越しいただきありがとうございます。

シリーズ5作目であり、3部構成とされるジュラシックワールド2つ目の作品が日本で2018年7月13日(金)に公開されました。

前作で崩壊したジュラシックワールのあった島『イスラ・ヌブラル島』から恐竜を救い出すというあらすじの作品です。

今回はジュラシックパークシリーズを愛して止まない私が『ジュラシックワールド/炎の王国』のあらすじや考察、感想を紹介します。

シリーズ全体を通しての感想や矛盾点なども紹介しますので、興味のある方はぜひ参考にしてください。

また、ネタバレを含みますのでまだ見ていない方は注意してください。

ジュラシック・ワールド/炎の王国

出典:http://www.jurassicworld.jp

あらすじ

今作は前作の『ジュラシックワールド 』の事件から3年後が舞台です。

パーク崩壊後のイスラ・ヌブラル島では恐竜達自然に暮らしていたが、島北部のシボ山で火山活動が活発化し、火山噴火により恐竜達は絶滅の危機にさらされる。

アメリカ政府は協議の結果恐竜の保護はせず、自然のままを受け入れることを決定した。しかし元ジュラシックワールド 運営管理者の『クレア・ディアリング』が設立した恐竜保護を目的とした団体「Dinosaur Protection Group」はイスラ・ヌブラル島の恐竜を救出するため、故ジョン・ハモンド(ジュラシックパーク創始者)の元ビジネスパートナーであった『ベンジャミン・ロックウッド』を訪ね、彼の支援・サポートを取り付ける。

また、ベンジャミンに全てを託されたロックウッド財団の経営者イーライ・ミルズの依頼で『ヴェロキラプトルのブルー』を捜索するため、クレアはジュラシックワールドの元恐竜監視員『オーウェン・グレイディ』に同行を依頼し、彼ら探検隊がイスラ・ヌブラル島に向かった。

というのが最初のあらすじです。その後島へ訪れ物語が展開して行きます。

登場人物

●オーウェン・グレイディ(クリス・プラット)

元「ジュラシック・ワールド 」の恐竜監視員。

●クレア・ディアリング(ブライス・ダラス・ハワード)

「ジュラシック・ワールド」元運用管理責任者。

前作の事件を経て、恐竜を「展示物」としか見ない商売主義者から改心し、恐竜保護グループ「Dinosaur Protection Group」を設立

●フランクリン・ウェブ(ジャスティス・スミス)

恐竜保護グループ「DPG」に所属する若い黒人男性。コンピュータに関して極めて高度な技術を持っている。

●ジア・ロドリゲス(ダニエラ・ピネダ)

「DPG」に所属する若い女性。獣医として高度な技術を持ち気が強い。

●ベンジャミン・ロックウッド(ジェームズ・クロムウェル)

ロックウッド財団の設立者。ジュラシックパークを作った『ジョン・ハモンド』のビジネスパートナーでハモンドと共に最初の恐竜のDNA抽出を行った。その後ハモンドとは考えの違いで決別することになった。

●イーライ・ミルズ(レイフ・スポール)

ベンジェミンに託され実質的なロックウッド財団の運営者。

恐竜を救出し売りさばくことが真の目的だった。

●メイシー・ロックウッド(イザベラ・サーモン)

ベンジャミン・ロックウッドの10歳の孫娘。今回の作品のキーマンで好奇心旺盛・恐竜好き。

●アイリス(ジェラルディン・チャップリン)

ロックウッド家の家政婦。

●ヘンリー・ウー(B・D・ウォン)

ジュラシックパークシリーズを含めシリーズ最多出演。元「ジュラシック・ワールド」の研究チームのリーダーを務めた遺伝学者で、前作でハイブリット種『インドミナス・レックス』を創りだした。

今回は『イーライ・ミルズ』との取引で『インドラプトル』を創り出す。

●グンナー・エヴァーソル(トビー・ジョーンズ)

ミルズと手を組んでいる兵器密売人。今作のヒール役である。

●ケン・ウィートリー(テッド・レヴィン)

ミルズに雇われた傭兵の隊長。最初はオーウェンらと協力していたが早々に裏切る。

●イアン・マルコム(ジェフ・ゴールドブラム)

カオス理論でおなじみの数学者。『ジュラシックパーク』『ロストワールド』に登場するシリーズお馴染みの登場人物で今作では次章に繋がる名言を発する。

ジュラシックワールド2 ネタバレ

ネタバレのポイントとしては今回の作品の予告編は物語の前半のみを写した内容となっています。

そのため、火山活動が活発になった『イスラ・ヌブラル島』からの恐竜の救出がメインかと思いきや、それは前半早々で終了し、あとはロックウッド邸での物語となります。

STEP.1
インドミナス・レックスの骨回収

ジュラシックパークでもお馴染みとなっていることで、「なぜ嵐の中行動するのか?」と思いますが、今回も嵐の中からスタートです。

崩壊したジュラシックワールドがある『イスラ・ヌブラル島』の海底を小型潜水艇に乗った2人が探索しているところからスタートします。

彼らの目的は前作のクライマックスでモササウルスに食べられ海の底に沈む『インドミナス・レックス』の骨の回収。

骨の一部を回収しDNAサンプルとして持ち帰るのが目的です。

地上にはゲートを操作するメンバーとヘリコプターが待機しています。

しかし、潜水艇はサンプル回収後モササウルスの攻撃を受け消息不明に、ゲートを操作する地上スタッフはティラノサウルの襲撃を受けます。その結果、ゲートの操作タブレットが破壊されゲートは開いたままに。

地上スタッフはティラノサウルの襲撃から逃れたものの、その後モササウルスに食べられ、モササウルスは囲いの外、外洋へと逃げ出してしまいます。

STEP.2
ジュラシックワールド崩壊後

ジュラシックワールド 崩壊後から3年が経過し、ジュラシックワールド運営会社の『マスラニ社』は多額の慰謝料を払い、事態の収束が測られていました。

そして、恐竜の住むイスラ・ヌブラル島では火山活動により恐竜が絶滅する危機にあり、政府を巻き込んだ議論になっています。恐竜の生死を自然に任せるか、人々ので手で救い出すかの議論がされています。

上院の特別委員会に意見聴取のため招かれた『イアン・マルコム博士』は不介入を主張、結果的に政府も民間企業が起こした問題に手を出すべきでないと判断し政府は恐竜の救出を断念した。

STEP.3
恐竜保護団体

前作ジュラシックワールドで運営責任者だった『クレア』は前作の事件後、恐竜を展示物としてしか見ていなかったのを改心し、恐竜保護団体を設立。

火山活動から恐竜を保護しようとしていた。その中に今作の中心メンバーである獣医の『ジア』コンピューターに強い『フランクリン』がいます。

STEP.4
ロックウッド財団

政府の決定にガッカリしていたクレアの元に、ジュラシックパーク創始者『ジョン・ハモンド』のビジネスパートナー『ベンジャミン・ロックウッド』から連絡が来ます。

そしてクレアはロックウッド氏の屋敷「ロックウッド・エステート」に招かれます。

そこには、家政婦のアイリス、ベンジャミンの孫娘メイジー、ベンジャミンからロックウッド財団を託された実質的な運営者のイーライ・ミルズが住んでいます。

そこでクレアはイーライから恐竜を救い出す計画を聞き、ヴェロキラプトルのブルーを扱えるオーウェンを誘うことを進言される。

オーウェンは小屋を建てながらビールを飲むスローライフを送っており、一度は断るもののクレアの説得とブルーへの気持ちから救いに行くことを決意。

クレア、オーウェン、フランクリン、ジア、そしてイーライに雇われている傭兵の隊長ケン、傭兵隊は恐竜を救出する為に島へと向かう。

STEP.5
裏切りと目的の発覚

島に到着後ヴェロキラプトルのブルーと接触したオーウェンたちですが、突然傭兵隊がブルーに麻酔弾を打ち込みます。

それに抵抗したブルーが傭兵を襲うと傭兵が実弾で発砲。ブルーは重傷を負います。

抗議したオーウェンは傭兵の隊長ケンに麻酔弾を打ち込まれ、裏切りが発覚します。

イーライは恐竜を救う為ではなく、恐竜をオークションに出す為に救出作戦を実行。そして遺伝学的価値の高い『ブルー』を捕獲し新たな新種『インド・ラプトル』を創り出す為にクレアたちに救出活動の声をかけたのでした。

火山活動が活発化し危機的な状況の中、クレアやオーウェンたちはなんとか島から抜け出します。

STEP.6
オークションと地下施設

ロックウッド氏の屋敷「ロックウッド・エステート」には地下研究室があり、そこでジュラシックパークシリーズお馴染みの遺伝学者『ヘンリー・ウー』は新たな新種『インド・ラプトル』の試作を作り出していました。

これらは恐竜を兵器として使用するための研究であり、その後島から運び出された恐竜達はこの屋敷へと運ばれた。

ミルズと手を組んでいる兵器密売人『グンナー』によって世界中の富豪、投資家が集められ屋敷では恐竜オークションが開催。

恐竜を運び出す途中で捕らえられたクレア、オーウェンも恐竜達が捕らえられている屋敷地下の檻に閉じ込められます。

STEP.7
檻から脱走

地下牢に閉じ込められたクレアとオーウェンは、隣の檻に捕らえられていたスティギモロクに口笛で興味をひき、壁に頭突きをさせ檻を破壊させることに成功し脱出します。

脱走直後、地下室での恐竜との遭遇、ロックウッド氏の死を確認して怯えきったロックウッドの孫娘『メイジー』と遭遇し一緒に行動を共にします。

一方でオークション会場では恐竜達が驚くべき高値で次々と落札されていきます。そして試作品の『インドラプトル』をお披露目します。

インドラプトルは赤外線に反応し音を出すと攻撃するように訓練されており、恐竜兵器として作りだせれていました。それを見た観客は大興奮し出品する予定のなかったインドラプトルにどんどん高値がついていきます。

インドラプトルのオークションの最中、オーウェンが放ったスティギモロクがオークション会場に乱入。オークション会場はパニックとなります。

STEP.8
インドラプトル脱走

スティギモロクの乱入で誰もいなくなった会場には檻に入れられたインドラプトルとオークションを開いたグンナー他、数人が残っていました。

そこにイーライに報酬を求めにやってきた、傭兵の隊長ケンはインドラプトルに目をやり、麻酔銃を打ち込んで眠らせた後、檻に入り歯を抜こうとします。

麻酔銃で打たれたインドラプトルは、実は眠ったふりをしていただけで、機会を伺いケンを捕食し脱走します。

インドラプトルはかなり高度な知能を有しており頭脳的な行動をします。

STEP.9
メイジーの正体

オークション会場の惨事でウー博士は卵や血液サンプルなどを持ち出そうとしていた。ブルーの持ち出しに固執するウー博士はブルーに麻酔を打つようにスタッフへ指示。

しかしそのスタッフは恐竜救出作戦の途中。船で間違われ手下として働かされていた恐竜保護団体に属する黒人の男『フランクリン』でした。

フランクリンはブルーの近くに手錠で捕えられていたジアを発見。ウー博士に麻酔薬をうちジアを助け出した。

その後そこへ武装した傭兵隊員が駆けつけ、再びピンチに。機転をきかせたジアは檻の中のブルーを開放し、ブルーが傭兵単位んを襲っている間に脱出する。

一方、クレア、オーウェン、メイジーは逃げる途中にイーライに遭遇し、衝撃的な事実をきく。実はメイジーはロックウッドの孫娘ではなく、事故によりなくなったロックウッドの娘のクローン人間だったのだ。

ロックウッドはジュラシックパークの遺伝子学でハモンドの反対を押し切りクローン人間を作成。これによりハモンドと決別している。

STEP.10
インドラプトルVSブルー

ブルーの開放によって傭兵隊員からの脱走に成功したジアとフランクリンは、恐竜が暴れたことにより施設内にフッ化水素ガスが漏れ出していることに気づいた。換気システムが止まっていることに気づきシステム復旧を試みる。

一方オーウェンたちはインドラプトルに追われており、その最中に屋敷の電源を切り隠れていたが、フランクリンたちのシステム復旧により電源がつき、インドラプトルに気づかれてしまう。

その際の襲撃によりクレアが足を負傷。オーウェンはメイジーを逃すもインドラプトルはメイジーを追って追跡する。

メイジーは自分の部屋に逃げベッドに隠れたが、嗅覚、知能ともに優れたインドラプトルはメイジーの部屋を突き止めベランダの扉を開け、メイジーに襲いかかった。際どいタイミングでオーウェンが銃を持ち登場。

銃を放つものの怯ませることしかできず、再びインドラプトルが襲い掛かり食べらる寸前にブルーが駆けつけます。

インドラプトルとブルーが戦っているすきに屋根の上に逃げした。

屋根に逃げ出した後もオーウェンたちを狙うインドラプトルはオーウェン達を追い詰めます。そこへ赤外線を搭載した銃を持ったクレアが登場し、オーウェンに向けます。それに反応したインドラプトルはオーウェンに向かって飛びかかりますが、その瞬間にオーウェンは下にすり抜けインドラプトルはガラスの屋根を突き破り下に落ちそうになります。

しかし頭の良いインドラプトルは足の爪で鉄骨に捕まり再び這い上がってきます。

そこへブルーが現れ突進し、インドラプトルは落下。下に展示されていたトリケラトプスの骨が突き刺さりインドラプトルは死にます。

STEP.11
街中への恐竜脱走

インドラプトルからの脅威が去ったオーウェン達は、ジア、フランクリンと合流し、地下にガスが溜まっていることを聞きます。

このままだと助け出した恐竜はガスにより全滅してしまうことをきき、クレアは恐竜が苦しむ様子を見るのが我慢できす、オーウェンの制止を振り切り檻を開放していきます。

さらに施設外への続く最後の扉の開放ボタンに手を伸ばすと、オーウェンに「ここは島ではない、これを押すと街中に恐竜が出てしまう」という感じで説得されボタンを押すのを踏み止まります。

だが、メイジーがボタンを押し、恐竜達は人間が住む世界に解き放たれてしまいます。

インドミナス・レックスのDNAサンプルを持ち出して逃げようとしていたイーライは解き放たれたティラノサウルによって捕食されます。

解き放たれた恐竜達は人間の世界で自由に動き回り、ティラノサウルがライオンの檻を破るシーンや、プテラノドンが大都会を飛ぶ様子、サーフィンを楽しんでいる海にモササウルスが現れるなど、人間と恐竜が共存する世界になってしまいました。

そして委員会に呼び出されたイアン・マルコム博士は人間と恐竜が共存する世界が来たと告げ『ようこそ、ジュラシックワールドへ』と名言を言い今作の結末を迎えました。

少しわかりにくいかもしれませんが、これが今作の大体の流れです。

今作はジュラシックパークの第二作『ロストワールド』にかなり似ていますが、ラストの違いは衝撃的でした。ロストワールドでもティラノサウルが人間が住む街に解き放たれてしまいますが、最終的には捕獲され島へ戻っています。

しかし、今作ではティラノサウルスだけでなく、プテラノドンなどあらゆる恐竜が人間世界に放たれたままラストを迎えます。

文字通り『ジュラシックワールド』となってしまいました。

ジュラシックワールド2感想・考察・矛盾点

出典:http://www.jurassicworld.jp

第2作ロストワールドとの違い

恐竜の経済的理由のための捕獲など、様々なところで共通点がある今作とロストワールドの違いを紹介します。

POINT
  • 島でのシーンが半分
  • 残り半分はアメリカの大豪邸
  • 恐竜を兵器としての目的が顕著に現れている
  • パークからワールドへ

ロストワールドでは映画のほとんどが島が舞台の物語で、最後にアメリカ本土でティラノサウルが暴れまわるという展開の後、恐竜は再び島へと戻ります。

しかし今作はメインであると思われた『パークのあった島』でのシーンは本当に少なく上陸後数時間で帰る印象です。

映画の時間としても全体の3分の1くらいです。

そのあとはアメリカ本土の大豪邸の中で物語が進んで行くため、恐竜のスケール感がとにかく小さいです。

建物内で恐竜が暴れまわるのはなんとも窮屈でした。

そして今回はお金目的というよりは恐竜を兵器として扱う点が多かったのも印象的でした。前作でヴェロキラプトルを扱うというパークファンからすると衝撃的な展開でしたが、そこからさらに兵器としての活用が高まっているようでした。

そしてラストでは島単位の規模ではなく、「ワールド規模」へと話が展開してくこととなりました。

次章への布石

今回は終わり方も少しもやっとするような感じで、まさしく次章への布石となる内容でした。

人間が住む街に解き放たれた恐竜が今後どうなるのか。そこが気になってしょうがないです。すでに次章の制作が発表されているだけにどうなるのか期待ですね。

次作の公開は2021年の予定です。

恐竜映画を超えた作品

ジュラシックパークの重要な部分である遺伝子工学ですが、今作ではついにクローン人間が登場してしまいます。

確かに恐竜がどうやってできたのかを説明する上でこの遺伝子の話は大切です。遺伝子工学に対する倫理観はシリーズ1作目から語られています。

そしてクローン技術で恐竜が作ることができるなら、人間を作ることも可能というのはもちろんわかります。現実世界に置き換えても恐竜のクローンを作るより、人間のクローンを作る方が遥かに簡単と思えます。

ただ、恐竜が暴れまわる姿や、恐竜があってのジュラシックパークにクローン人間はやりすぎではないでしょうか?

なんか恐竜映画じゃなくなるように気がして不安がいっぱいです。

恐竜の大きさ(自然にとって)人類がちっぽけな存在だというのを知らしめるのは良いと思いますが、クローン人間となると哲学的要素が強くなりすぎて恐竜映画として楽しめなくなる心配があります。

この点をどうしていくのか次章が楽しみです。

街中に放たれた恐竜

ラストのシーンは驚愕で、ティラノサウルスが動物園のライオンの檻を破壊し、ライオンと吠え合うシーンや、大都会をプテラノドンが飛び回る様子。そしてビーチにサメではなく、モササウルスが現れるというなんとも衝撃的なシーンで終了しました。

最後にマルコム博士が恐竜と共存していかなければならない旨の話をしていますが、流石に無理があるのではないでしょうか。

放たれた恐竜は種ごとに1体ずつ、約10種類ほどです。

本土にはもちろん軍隊がいますので、その気になれば瞬時に駆逐もしくは捕獲することが可能です。

一時的には大きな問題となるかもしれませんが、再び恐竜が支配する世界になるというのはどう考えても大げさです。

パークがある小さい島だからこそ、恐竜の脅威を感じることができましたが、流石に戦闘機、戦車など軍がすぐに駆けつけれられる場所に恐竜が数十体いてもそれほど恐怖には感じないです。

この辺りがどうなるのかも次作に期待です。

モササウルは『なぜ』脱走できた

これが今作最大の矛盾点だと思っています。

最初のシーンで潜水艇でモササウルスが住むプールへと行き、インドミナス・レックスのDNAサンプルを回収するシーンがありますが、そこでゲートを操作する地上スタッフがティラノサウルに襲われゲートが開き、モササウルスが外洋へと逃げてしまいます。

しかし!!!

前作のジュラシックワールドで印象的なこのシーン。

このプールにモササウルスが飼育されていますが、インドミナス・レックスはここでモササウルスに捕食されます。

つまり最初のシーンのインドミナス・レックスのDNAサンプルはここで回収されたはずなのですが、ここは外洋と繋がっていないと思います。


参考
ジュラシックワールド 地図画像検索

ジュラシックワールドの地図でも外洋とは繋がっておらず、なぜ外洋と繋がっていたのかわかりません。

旧ジュラシック・パークの地図と比較してもモササウルスの水槽は人工湖だと言うことがわかります。もしかすると矛盾点なのかもしれません。

また、ゲートが開く前までモササウルスはそこにいたことは事実です。

パークが壊滅して数年経っていますが、プールにただ一匹のみ飼育されていたモササウルスは餓死することはなかったのでしょうか。

リアリティを追求するとあの巨体を維持するにはかなりの食料が必要なはずです。約3年間何も食べずに暮らすことは可能なのでしょうか。

そして、ゲートはタブレットにより操作していましたが、一度ゲートを締め、締まっている途中にティラノサウルによる攻撃でタブレットが踏み潰されてしまいます。

その後締まっていたゲートが再び開き始めモササウルスが脱走するのですが、そんな重要なゲートがタブレットが壊れたくらいで開くはずがないと思います。

ここはツッコミどころ満載のシーンとなっており少しスッキリしない部分が多いです。

ヘンリー・ウー博士がとことん懲りない

シリーズ全体を通して特徴として、物語に携わった人は自分の過ちに気づき改心するか、最後まで意地が悪く恐竜に食べられるのが末路です。しかしその常識を覆す存在が『ヘンリー・ウー博士』です。

第1作のジュラシックパークに登場し、恐竜を創りだし、ジュラシックワールドでも第一人者として恐竜を創り出しています。そして『インドミナス・レックス』を創り出してしまうのですが、前作で経営者に「やり過ぎだ」と激怒しています。

その彼がまた遺伝子操作をしたハイブリッド恐竜『インドラプトル』を創り出しています。

もうこの人は何度同じことを繰り替えるのでしょうか。

今作でも血液や卵を持って逃げ出しているので、自作でも何かしらの恐竜を創り出している可能性があります。

前作には劣る内容

こればかりはしょうがないのですが、シリーズ作品で1作目を超えるのは非常に厳しいことです。

しかし、ジュラシックパークシリーズファンからすると、狭い空間でのシーンが多く、ティラノサウルなどの大型恐竜はおまけ程度の扱いです。

さらに遺伝子操作によって賢くなり過ぎた恐竜の少し行きすぎた演出。クローン人間登場による恐竜映画を超えた内容。そして一番悲しかったのが、前作ではここぞとばかりに使われていたジュラシックパークのお馴染みのジョンウィリアムズ作曲の曲がほとんど使われていません。

これを聞くために映画館に訪れた気持ちもあったの残念です。

そして私だけかもしれませんが、破壊されたパークを後に繰り広げられる恐竜と人間の攻防が好きだっただけに、大好きなパークそのものが噴火の影響でなくなり、さらに舞台も豪邸の中というなんとも小さいスケール感がどうも苦手です。

前作は最新鋭の設備が整ったパークを舞台に、旧ジュラシックパークが登場するというシリーズファンには堪らない要素満載だっただけに、今作は正直期待はずれでした。

まとめ

とにかく次作が気になる内容で、次作が終わるともうシリーズが終わってしまうのではないかと心配する内容・展開でした。

私自身、恐竜とテーマパークが大好きで、その二つが融合したジュラシックパークシリーズはまさに最強の映画です。

このシリーズがこれからも続いていくことに期待しています。

色々思うことがある内容でしたが、今作はCGだけでなく、アニマトロニクスの多く使用しており、さらにリアルな恐竜の映像を見ることができました。

個人的にはティラノサウルの血液採取の場面た好きでティラノサウルを間近に繰り広げられたアクションがかなりドキドキしました。やはりジュラシックシリーズはティラノサウルの存在が大切ですね!

 

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次作が待ち遠しいです!!

2 COMMENTS

匿名希望

先ほどレイトショーで4dx3dで観てきました!
ん?これだれだっけ?最初のアレはなんだったっけ・・と
色々忘れてる事が多かったのでとても助かりました。
感想については同意見です。
細々と残念な所もありましたが次回作へのつなぎの意味もあるかもしれないししょうがないのですかね〜
でも、もっかい観たい!
それがやっぱりジュラシックシリーズ!!
わかりやすい解説ありがとうございました!

返信する
KK

ありがとうございます。
疑問に思う点もありましたが、やっぱり面白いですよね!
次作にも期待です!

返信する

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