Appleが日本で太陽光発電!?ファンだけど良い気がしない件

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新iPhoneの発売で注目を浴びていますが、もう一つ注目すべきことがあります。

なんと『Apple』が日本で太陽光発電を展開すると言うのです。

最近急激に数を増やす太陽光発電パネルですが、外国企業代表のAppleも太陽光発電に取り組むのは驚きです。

今回はAppleが太陽光発電を展開することについて、Apple大ファンの私の見解と太陽光発電のデメリットについて、ちょっとだけ語ってみます。


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Appleの太陽光発電について

Appleが日本に太陽光発電による電力会社を展開するのではなく「日本にある自社で使う電力を100%再生エネルギーにする」という事のようです。

具体的にはビルの屋上に太陽光パネルを設置し、都市の中で太陽光発電を行うとの事で、

太陽光パネルを設置されビルを収益ができるオーナーと、発電場所を確保できるAppleがwin-winの関係になります。

これによって作り出されるエネルギーは『18Mwh』

日本にあるAppleのオフィス、研究施設、Apple Storeで使われる電力を全てまかなうことができるようです。

一体何が問題なの?

一見すると「さすがAppleさん、日本でもクリーンエネルギーの取り組むなんて素敵。」と思う人もいるかもしれません。

しかし、私は良い気がしません。

Appleさんが悪いわけではないですよ!Appleさんは大好きな企業ですし、企業方針も魅力的です。

でも。太陽光は頑張って欲しくないです。

何故なら、あまり知られていませんが、太陽光発電は我々庶民にとって「金持ちから強制的にお金を吸い取られるビジネス道具」なのです!

太陽光発電がもたらすデメリット

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クリーンで良いイメージのある『太陽光発電』ですが、既にお金を持っている人がお金を稼ぐ道具でもあります。太陽光発電の良いところは、環境に良いことなど既に知られていることが多いですが、デメリットについてはあまり知られていないと思います。

今日はデメリットについて徹底的に解説します。

太陽光発電は発電単価が高い!

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出典:http://www.kepco.co.jp/energy_supply/energy/nuclear_power/nowenergy/bestmix.html

こちらの表を見ると発電方法別の発電単価は、石炭火力発電が12.3円、LNG火力発電は10.8円、原子力が10.1円となっています。

次に太陽光発電の買取価格を見てみましょう。

年度

住宅用

産業用

2012年

42円・10年間

40円+税・20年

2013年

38円・10年間

36円+税・20年

2014年

37円・10年間

32円+税・20年

2015年

33円(出力抑制なし)

35円(出力抑制あり)

10年間

29円+税・20年

2016年

31円(出力抑制なし)

33円(出力抑制あり)

10年間

24円+税・20年

2012年の太陽光発電の買取価格は、火力発電の発電単価の4倍程です。これは2012年から住宅用で10年間、産業用では20年間続きます。

2012年に作られた太陽光発電パネルによって作られた電気は2032年まで約40円で買い取られるということです。

この高い電気は電力会社が買い取りますが、買取費用は私たち一般の電気契約者から取られます。

つまり太陽光発電で稼いでいる人は他人の懐当てにして小銭を稼いでいるのです。

買取価格が高かった2012年頃から皆さんの近所でも次々と太陽光パネルが増えたのではないでしょうか?

田んぼを潰して太陽光にした人もいたかもしれません。

これらは全て太陽光パネルに投資をしてお金を稼ぐためにされたことです。もちろん私たち庶民は参入するお金がありませんから、お金があって投資した人の餌食となるわけです。

もちろん。これによって太陽光パネルが増えたので、電力供給に余力ができエコに繋がりましたが、公共性の高い電力分野において、得をしている人の為に高い電気代を払うのは良い気がしません。

太陽光発電の導入によって、クリーンイメージを前面に押し出す企業や金持ち、投資家は偽善者です。

もし本当に地球の為と思うのなら、買取価格が上がる前から導入し、買取価格が下がっても作り続けてください。

太陽光発電が増えることで電気の質が下がる

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電力の質と言われてもピンと来ないかもしれませんが、私たちが普段何も気にしなくて電気を使えているのは、ただ単に発電所が発電してくれているからだけではありません。

電気が使われる量と発電する量が一定になるように、電力会社の方たちが24時間体制で調整してくれているのです。

たまに東日本は『50ヘルツ』で西日本が『60ヘルツ』というのを聞くことがあると思いいます。

これは周波数のことで、交流の電気は規則正しく大きくなったり小さくなったりを繰り返し波を形成しています。周波数というのは、1秒間に繰り返される波(山と谷で1組)の数のことです。

この周波数が一定になるように、火力発電所や原子力発電所、水力発電所が電力量を調整してくれています。

もし「周波数が乱れると、例えば工場で稼働している機械モーターの回転数が変化して製品の品質が低下したり、振動や発熱が起きて機械自体の故障につながります。

さらに、発電所の発電機を損傷させる恐れがあるので、それを防ぐために発電所には周波数が急激に下がったり、上がったりすると自動的に停止するようになっています。

そして 1つの発電所がダウンすると、急激に周波数が下がり、それによって他の発電所も送電網から次々に切り離され、大規模停電という最悪の事態になる可能性もあります。

太陽光発電がどんな影響があるのか図で説明します。

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需要と供給のバランスが等しくなるように、発電所が発電量の調整をしてくれています。

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太陽光発電が加わると発電量が増え火力発電所などの出力を下げることができ、CO2の排出など有害物質の排出量が減ります。

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ところが太陽発電は太陽が曇ってしまうと発電がとまります。この時不足した発電は発電所が出力を上げることで、周波数の維持をしてくれます。

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ところが太陽光発電パネルが増えすぎると、気まぐれな太陽発電では、このような状態になってしまいます。

もちろんこれは極端な例です。しかし

太陽光発電の割合が増えると周波数を維持するための調整が難しくなるのです。その結果大停電を引き起こす可能性があります。

また、発電所の出力は水道の蛇口をひねって水の量を調整するのとは訳が違います。すぐに発電量を増やすことも減らすこともできません。手間もかかります。

もう太陽光発電を持っていない人は、損しかありませんよね。

太陽光で稼いでいるやつにお金は吸い取られるし、系統は不安定にされるし。

かといって買取価格が下がっている今は参入するメリットが薄いです。

結局常に金持っているやつが1番得をするのです。

Appleの太陽光が気に入らない理由

Appleだけが悪い訳ではないのですが「また外国企業にお金を取られるのか」という気持ちです。

今回のニュースで発表されているアップルの太陽光発電の量は、それなりの規模の火力発電所1機に相当する発電量です。

全部自社で使うことができれば、全く問題はありませんが、電気は貯めることはできないので、余った電気は電力会社が高いお金で買い取ります。そして発電単価の安い火力発電所などが発電を下げます。

その後太陽光パネルが曇りになると発電所が出力をあげます。

太陽光発電は本当に都合の良いモノです。その度にしわ寄せがくるのが発電所です。

発電量の変動が大きい発電所は効率が悪くなるので、発電単価も上がります。そして太陽光発電の電気を高いお金で買わなければならないので、そのシワ寄せが電気代として私たちに帰ってきます。

外国企業のAppleが日本に払う税金は微々たるモノなので、税金として日本に還元されることはありません。

【悲報】Apple、日本で長年にわたり大規模な「税逃れ」か。共産党が報じる : IT速報

我々国民はお金を搾り取られてしまうということですね。企業からの税金が減れば当然消費税を上げる必要があるので、ますます庶民にシワ寄せがきてしまいます。

まとめ

私はAppleが大好きで、パソコンもスマホもApple製です。

日本でもAppleファンの方がたくさんいるので、今回の太陽光のニュースを見て『さすが!』と思った方もいると思いますが、日本人としては喜ばしいとは言えないというのを私なりの見解でまとめて見ました。

私たち庶民が負担している制度を利用して、他の国の企業が儲けようとするのですから、良い気はしないと思います。

これがAppleではなく、某国の会社だった大ブーイングでしょう。

以上。最後までお読み頂きありがとうございました。

参考記事

headlines.yahoo.co.jp

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